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インターバイク2007特集[前編]

2007年10月18日 18:12 written by Teisuke Morimoto

今年もネバダ州ラスベガスにおいて9月24-25日の日程でアウトドアデモ、9月26-28日の日程でインターバイクショーが開催された。


今回、ラスベガスから車で30分ほどの砂漠で開催される試乗イベント、アウトドアデモの規模が拡大され、昨年に比べて2倍ほどの規模にまで出展エリアが膨らんでいた。一部のフォーズ、クリスキングと言った小〜中規模メーカーはこのアウトドアデモにのみ出展しており、多くのコストが必要なショーへの出展を避け、実際に製品に触れることのできるアウトドアデモを重視する姿勢を見せていた。また、今回はロードバイクの試乗コースも拡大され、スペシャライズドなどは多くのデモバイクと、サポートカーを持ち込んで大規模な試乗会を催していた。それではアウトドアデモの模様を紹介しよう。


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SBCU(スペシャライズド・バイシクル・コンポーネンツ・ユニバーシティー)のサポートカー。


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フォーズのXCフレームを取材していると、フォーズ社長が「そんなのはいいからこれは見たか?」と言って説明してくれたのがこのバイクスタンド。足元にペダルがあり、それを踏むことによりエアプレッシャーでクランプが開閉する。バイクを片手で挟んで締め込む必要が無いため大変優れたアイデアだが、コンプレッサーが毎回稼働するため、日本の小売店で使うには厳しいかもしれない。真剣に導入を検討する小売店が続出していた。


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フォーズのXCフレームのシートステー周辺。現状では日本人にとってはかなり「固い」フレームだという。


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クリスキングは新製品を投入。イベント担当のスタッフはBDをチェックしていると応じてくれた。


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とうとうキングが1.5規格を投入。キングがリリースしたということは業界のスタンダードと認められたと言ってもいいだろう。


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こちらはBMXではお馴染みのヘッドロック方式。非常に楽しみな製品だ。


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ケンダのブースに姿を見せていたジョン・トマック。トマックバイクも出展していた。


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トゥルバティブからのスピンアウト組が立ち上げたレザイン。質感の高いポンプ、ツール関連を展示。


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白いテントは全てトレックの出展ブース。出展メーカーの中でも最大規模だった。


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YETIが展示していたのはバックが左右非対称のオールマウンテンモデル。チェーンがついておらず、残念ながら試乗不可。その乗り味が気になる。


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こちらは新たに追加されたカーボン仕様のAS-RC。ロードバイクのスコットが普及させたシートマスト方式をフルサスペンションバイクに導入。背の高くて足の長いライダーには絶対のお奨めだ。シートマストを好まないライダー向けには、シートマストをカットして、通常の27.2mmのピラーが使えるようにするクランプも開発中とのこと。


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MTB関連で最も注目を集めていたのはコロラドのスポット・ブランド。新しいオーナーに替わり、そのオーナーはベルトドライブを開発した同じコロラドのカーボーンドライブ社とタッグを組んでバイクをリリース。多数のデモバイクが用意されていたが、常に写真のようにバイクが出払った状態が続き、順番待ちの列ができていた。


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スポットの29er。乗り味は非常にスムーズで、膝に優しい。ベルトドライブだからと言ってフワフワしたペダリングかと言うと、そうでは無くソリッドな感じがあり、まったく自然なフィーリング。金属同士が擦れ合うゴリゴリした感覚が全く無いため、普通にペダリングしているだけでご機嫌になれる魔法の様なバイクだ。朝一番で試乗した時は問題無かったが、夕方に再び試乗した時にはチェーンリング付近からノイズが出ており、スタッフに聞くとホコリの影響だという。砂漠特有の路面のため、不利な条件ではあったが、今後は対策を講じる予定だという。水洗いすれば解消する。オイルは逆に使っていはいけないそうだ。


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ハイト可変シートポストのRASE。他社に比べて、シート調整のピッチが細かいのが特徴だが、逆に言うと狙った高さで止めるのが難しいということ。また、左右へのガタも解消できておらず、今後に期待だ。


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タイタスの創業者が会社を売却し、BHの代理店とタッグを組んで立ち上げたピボット。フレームのシステムはDWリンク方式を採用しているが、世に出ている同方式のフレームは違ったフォルムを生み出すことに成功している。まずは4インチと5インチのモデルからスタート。低いスタンドオーバーハイトは日本人に最適だろう。


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ミゲール・マルチネスがシドニー五輪王者のジャージでルックブースに姿を見せていた。


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シマノは新XTが各社と協調していることをアピール。(シマノは決して認めないだろうが)大失敗に終わってその間にスラムにシェアを喰われることになったホーンとセイントの轍を踏まないためにもこの方向は正しいだろう。ブースでは各社のバイクにXTが装着され、テストドライブが可能だった。新XTは地面からのクリアランスが確保されてアウターの取り回しも大きく改良されており、派手さは無いが奇をてらわずに実を追った内容となっており、スラムからシェアを奪い返せるだろうか?


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ジャイアントはRIDE LIFEを世界共通のスローガンにしてプロモーションを開始。現在リハビリ中のタラ・ヤネスへのサポートも呼びかけていた。


中編へと続く


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