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鈴木雷太、Jシリーズから「卒業」

2007年10月10日 13:00 written by Teisuke Morimoto

2000年シドニー五輪日本代表、2002、2005年全日本王者のXCライダー、鈴木雷太がJシリーズからの「卒業」を自身のメルマガで発表した。


過去


当たり前だけど時間は平等で限られている。
95年BSチームにラッキーが重なり拾われる形で加入した。電撃加入といってもいい。
走るだけにある生活。すべてを費やし時間不足なんて感じなかった。
そしてゆっくりと上り進み始めた。
98年JAPANシリーズ仙台泉ヶ岳での初優勝を皮切りに表彰台の常連となった。
中でも99年シクロクロス全日本選手権初優勝やアジア選手権優勝、
2000年オランダシクロクロス世界選手権、2000年シドニーオリンピック、
2002年MTB全日本選手権初優勝、2005年MTB全日本選手権優勝は忘れることの無い
最高の一時だった。


2006年全日本チャンピオンジャージを着ながら「気持ちは蚊帳の外へ」。
ひとつの躓きでいろいろなことを考えさせられた。腐り、焦り、泣き、励まされ、
そしてまたぼやきのシーズンだったけど、自分を見つめなおすいいシーズンだったと思う。
結局最後に残ったのは「まだまだ走りたい。」


それだけだった。


現在

「走りたい」ことの追求の2007年。
それと同時に伸びしろの少ない自分に限られた時間を費やすよりも、
その少しの限られた時間を後輩達に使ったほうが、アジアでも負けてしまった
日本には自分の経験が有益だと思えるようになってしまった。


未来


この1年で今までの気持ちの原動力とそれは大きく変わってしまった。
「走りたい=リアルレース」ではなくなったのだ。
速く走ることの追求がレースであって、世界選手権や
こだわり続けた全日本選手権だった。
レースといっても色々なものがある。
オリンピックや世界選手権、全日本選手権にJシリーズなど。
この辺りはUCI傘下のJCF登録をして初めて参加資格が得られるものだ。
それ以外は枠にとらわれないイベントレース。カナダのSEVEN、
シングルスピード世界選手権、本場のアバランチェ、野沢アバランチェ、王滝、
24時間レース、オランダのビーチレース、乗鞍、美ヶ原のロードヒルクライムなどなど。


そもそもレースを始めたきっかけは自転車好きだったからだ。
好きの延長でレースに出始めてそのスリルにはまった。そして2007年シーズンを走り、
今最高の満足感を得ることができたのと同時に、大きな気持ちの変化に答えがでた。


「走りたい=もっと色々な場所で」


鈴木雷太は10/14に開催される2007Jシリーズ最終戦瀬女を最後に、
Jシリーズを卒業します。


来年以降は春に始める新しい仕事を軸に、チームメイトの辻浦圭一と山本幸平を
バックアップしながら、自分が走りたいと思う魅力あるレースや、
レース以外でも訪れたい場所や走りたいトレイルはたくさんあります。
そこに走れる時間を費やし、みんなで楽しんで走っていければと思っています。


時間は皆平等。1日24時間、週末は1年でたった52回しかない。限られた走れる時間、
その時間を大切に進んでいきたいと思います。


「引退」ではなく「卒業」という形で・・・・。


長い間、鈴木雷太を応援してくれた皆様本当にありがとうございました。


皆様の応援のおかげもあり僕はキャリヤを積み上げ、順調にそして集中して
レース活動を行うことができました。
またチームメイトやスタッフ、沢山のスポンサー様、そして一緒に走ってきた友人や
ライバル達にもBig Thanksです。
今はなんともいえない満足感でいっぱいです。


この満足感を応援してくれた皆様がこれを読んで一緒に感じてくれれば幸いです。


本当にありがとう。


鈴木雷太


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