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Jシリーズ DH#2 富士見 レポート

2007年06月11日 10:28 written by Teisuke Morimoto

コースは一部ウェットであったもの、天気は快晴。A"を使用した全長1.8kmのスペシャルコースで富士見大会は戦われた。


今大会、否が応でも注目が集まるのが、2001年からJシリーズ富士見大会で連覇を続けている内嶋亮だ。7連覇が掛かる今大会だが、昨年は2位の井手川にコンマ5秒差まで詰め寄られ、もはや圧倒的な優位を誇る立場では無い。また、1.8kmというショートコースは1ミスでレースを失うことを意味し、メンタル的にも厳しいレースになることが予想された。


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とうとう実戦投入されたIkuzawa TD-01。スタート地点にはメカニックが同じ仕様のスペアバイクを持って上がるなど、万全を期していた。


まず、エリート女子は服部良子が予選1位を獲得して注目を集める。決勝は中川ヒロカが予選で転倒して膝を痛めダメージにより精彩を欠く走りとなり7位。予選3位の渡邊キャリーが佐藤百江のタイムを抜いてトップとなり、そのまま飯塚朋子もそのタイムを上回ることができない。最終走者の服部はロックセクションで転倒したことにより大きく遅れてゴールエリアに姿を現し、この時点で渡辺キャリーの優勝が決まった。


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予選1位を獲得した服部良子。決勝では6位に。


エリート男子は決勝前日のタイムセッションでは安達靖が2:38.453で1位、井手川直樹が2:38.759で2位なっており、3位に内嶋亮で2:41.474という順だった。12時40分、スタートした予選は13時15分に終了、1位を獲得したのはタイムセッションに続き安達。そして井手川、内嶋とこれまたタイムセッションと同じ順位となる。4位には国際アウトドア専門学校の小山航、5位に永田隼也と若手の代表が食い込み、決勝へ向けて注目が集まる。


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整備を受ける内嶋のバイク。この個体が最も市販に近い仕様と言われている。この11日には東京都内でホンダによるディーラー向け説明会が予定されてり、順次、鈴鹿、大阪と行われる。その場で受注を開始するとも言われており、販売されるフレームキットの内容はフレーム、フォーク、リアハブ、クランク、ヘッドパーツだということだ。


15時40分にスタートした決勝はショーワのフォークを使用する武井怜緒奈からの出走だ。レースも佳境に入り、永田が予選タイムを3秒縮める40秒台に突入させ、向原健司のトップタイムをここで更新する。次の走者の小山航もこのタイムに届かず、内嶋が38秒630で更新する。しかし、このタイムは安達の予選タイムにも届かない。そして井手川は37秒461でフィニッシュラインを通過してトップに浮上、この時点で内嶋の7連覇は無くなる。そして最終走者の安達が36秒161のタイムでフィニッシュを切り、今季初優勝、TD-01のデビューウィンを達成した。あまり感情を表すことのないクールな安達だが、この時ばかりはゴールに倒れこみ、雄叫びを上げて富士見初勝利を噛みしめた。


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木曜日の反復練習では性に合っていない、という判断で、通しての練習に切り替えたという安達。スタート直後のシングルで飛び石の影響でチェーン、カセットの歯が曲がるというトラブルに見舞われた。


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A"の大岩に入る手前でスリップして足を付き失速、足で岩を蹴って登る羽目になった井手川。「(ショートコースは)ミスしたらリカバーもできないし・・ミスしないように走るのもレースだし。自分に対してムカつくよね。技術面っていうか精神面だろうね、ああいう所でミスするっていうのは」2位。


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決勝では予想よりも路面が湿っており、ラインの修正を余儀なくされたという内嶋。他の二人は意識せず、冷静に走ったということだ。「連覇できなかったことが話題になれば・・」と前向きではあるが、さすがに悔しさは隠せない。3位。


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ホンダのバイク、周囲の期待、昨年はWCを走ったという実績、勝って当然というプレッシャーも大きい永田隼也。A"の前でリズムを崩してしまい、そのままリズムを掴めずゴールしたという。次戦はシニアカテゴリーで走る初の全日本大会で、2位の経験もある得意の田沢湖だ。4位でゴール。


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今季から安定した成績を残し始めた小山航。Yans監督の作戦がズバリとはまったという、決勝5位。


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6位の向原健司。


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表彰台に登る安達。


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エキスパート男子表彰。優勝した井本はじめは中学3年生。規定により、17才になるまではエリートに昇格できないと通告されたという。2:50.128というタイムはエリートでも十分に決勝進出が可能なタイムだ。


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エリート男子表彰


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エリート女子表彰


エリート女子リザルト
1 渡辺 キャリー (キャンノンデール) 3:19.299
2 飯塚 朋子 (ATOMIC RACING) 3:22.067
3 池田 恭子 (Team Cannondale) 3:23.515
4 佐藤 百江 (WORKS-1) 3:25.498
5 富田 敬子 (mtb garage ZONE/Red Cone) 3:25.968
6 服部 良子 3:28.165


エリート男子リザルト
1 安達 靖 (Team Ikuzawa) 2.36.161
2 井手川 直樹 (G-CROSS HONDA IDEGAWA) 2.37.461
3 内嶋 亮 (G-cross HONDA UCHIJIMA)2.38.630
4 永田 隼也 (G-CROSS HONDA IDEGAWA) 2.40.335
5 小山 航 (国際アウトドア専門学校) 2.41.310
6 向原 健司 (Team KHS・重力技研) 2.42.548


フォトギャラリー
http://www.flickr.com/photos/bikedaily/sets/72157600303276954/show/


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