2007年06月09日 14:32 written by Teisuke Morimoto
気温21度、比較的強い日差しの中、14:00に男子エリートはスタートした。1周4kmを8周回の全32kmのレースだ。
序盤から積極的に飛び出したのはロードレースでも注目を集める小野寺健。そして竹谷賢二、小笠原崇裕、辻浦圭一、山本 和弘、白石真悟などが追う。2周目に竹谷がペースを上げるとそのまま単独トップへ。3周目には白石が辻浦を抜いて2位に浮上、この2名の一騎打ちとなり、残り2周となる頃には第2パックに野口忍、辻浦圭一が3位争いという展開となる。

1周目にVサインを見せる白石。文字通り、2時間後にVを決める。

開幕から3連勝、アジア戦代表、世界戦代表もほぼ決めている辻浦圭一は無理せず6位。
最後の1周に入った時、白石は竹谷を引き離してトップに踊り出し、また第2パックも3位の野口に順位の変動は無かったが、小野寺健が猛追し、4位に浮上。この順位のまま変わらず白石が富士見二連覇を決めるフィニッシュラインを通過し、地面に倒れ込んで歓喜の号泣、最初に差し出された発泡酒を断り、恒例となったビール一気飲みを行った。
この後、表彰式で白石は引退を表明し、観客を驚かせる。また全日本選手権はシマノフェスティバルに行くためキャンセルを決めており、以降のレースも気分次第だということだ。しかし、MTBから引退する訳では無く、今後も練習を続けることで、「もっと強くなるかも知れません」とコメントを残している。
一方、今季は2位続きの竹谷は「調子は良かった」というものの、仙台大会でサドルレールを破損している事に気づき、直前にサドルを交換。このサドルの角度調整に失敗、腰に負担を掛けてしまい、これが後半の失速に繋がったということだ。

フルタイムワーカーである白石に負け、さらに引退宣言をされて渋い顔を見せる竹谷と野口。表彰式後、「また次のレースで会おうね」と白石に声を掛けた竹谷だったが、白石の耳には届かなかった。

Jシリーズで最も盛り上がる富士見大会だけあり、多くの観客が表彰式に集まった。

野口のバイクはXTRのシフターにこのような埃対策が施されていた。テープで隙間を埋めるだけでは十分では無く、完璧を期すならここまで完全にカバーする必要があるということだ。ここまで手を掛けないと選手から信用されない製品を世に送り出したシマノの開発力には疑問を抱くが、今回優勝した白石はシマノの正社員でもある。
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