ホーム > ニュース

ニュージーランド特集

2006年12月30日 21:02 written by Teisuke Morimoto

北半球はすっかりオフシーズンであるため、移籍情報、業界ニュースが主になるが、南半球はシーズンまっただ中のため、活発にニュースが飛び交っている。特に近年、爆発的なMTB人気が伝えられるニュージーランドのニュースをまとめてみた。


ニュージーランドの北島に位置するロトルアでUCI MTB世界選手権が開催されたのは記憶に新しいが、これが約28億円の経済効果を生んだと報告されている。その内、約10億円はロトルアで直接使われ、約15億円は世界選手権の開催により、全国的に使われた計算だ。世界で5千万人がTV放送を視聴し、その総時間は40時間に上った。観客数は6日間で4万人、36ヶ国から538名のライダーが参加し、246メディアが取材に訪れたということだ。


BD取材班が、肌で感じたのがMTBの盛り上がりだ。ロトルアのダウンタウンには5〜6件ほどのハイエンドモデルを扱うバイクショップがあり、2〜3件のレンタルショップがあった。ダウンタウンから車で数分の距離にBMXコースがあり、その横にはダートジャンプトレールがレイアウトされていた。ダウンタウンから10分ほどの距離の山にはリフトが架けられ、数本のDH常設コースがある。走った後には世界的に有名な温泉を楽しむこともでき、MTBを取り巻く環境は抜群だった。オークランドから車で1時間半ほどの距離であるため、アクセスも容易だ。是非、機会があれば足を運んで欲しい。


Mountain Bike World Championships Worth $33.5 Million
http://www.vorb.org.nz/article-51406.html


ニュージーランドのU19ライダー、ペーター・クーパーがサンタクルズのニュージーランド国内販売代理店と契約を結んだことが伝えられている。プロカテゴリーでも11位に入る成績を残しており、今後が期待されるライダーだということだ。世界戦ではジュニアでニュージーランドのキャメロン・コールが優勝、2位に23 Degrees入りしたサム・ブレンキンソップが入るなど、ジュニア層がかなり厚い。ジュニアでは無いがYETIのジャスティン・レオヴなど、次世代のジョン・カーカルディは確実に育っている。女子DHライダーでは2004年、2005年の世界戦を制覇しているバネッサ・クインが有名だ。DHライダー以外にもニュージーランドのXCチャンピオンであるカシ・ルークスがキャノンデール・ヴレイデスタインに所属するなど、国際的な選手が存在するのは以外と知られていない。


Santa Cruz Signs Peter Cooper
http://www.vorb.org.nz/article-52159.html


ジャスティン・ハブカイネンがヘリバイキングの会社、Vertigoでガイドをすると伝えられている。ジャスティン・ハブカイネンはアイアンホース/マッドキャッツの一員としてこの数シーズンをワールドカップ、NORBAなどを戦って来たが、来シーズンよりレースの一線から退き、コースビルダー、ガイドとしてニュージーランドで働くことが少し前に発表されていた。Vertigoはニュージーランド南島の有名な観光地、クイーンズタウンに位置する。クイーンズタウンにはスノーボーダーやスキーヤーには耳馴染みのある4大スキー場があり、最もアクセスが良いのがダウンタウンから30分ほどのコロネットピークだ。ジャスティンはこのコロネットピークでコースデザイナーの役職に就いているという。


筆者が初めて12年前にスノーボードの為にクイーンズタウンを訪れた時点で、すでにクイーンズタウンはMTBトレールで有名であり、バイクショップも充実していた記憶がある。また、ヘリを使ったヘリボードもロープライスにて10kmに及ぶパウダーを堪能できることで有名であり、現在ではリマーカブルス国立公園のトレールを使用したヘリバイクが運行されている。ヘリから標高2000mでドロップされ、18kmに及ぶシングルトラックを、2時間15分をかけ、標高差1600mを一気に下ることができるという、まさに夢のようなツアーだ。料金はNZ $299にヘリの国立公園へのヘリの着陸フィーがNZ $15で日本円にして約26000円だ。格安と言えるのでは無いだろうか?しかも、ガイドはワールドカップでトップ10入りした実力を持つジャスティンなのだ。


しかも、スキー場のコロネットピークには1月3日から2月28日までの間、4.2kmの新しいコースと1.6kmのダウンヒルシングルトラックがオープンし、高速クアッドリフトが運行される。一日パスは$30(約2500円)で、シーズンパスは$249(約2000円)と、これまた格安だ。


ニュージーランドは物価が非常に安く、また治安も良い。車も左側通行であるため、車の運転も簡単だ。この冬、真夏のニュージーランドでMTBを楽しむのも悪くないだろう。クイーンズタウンはスノーボーダーに人気の場所だが、今後はマウンテンバイカーにとっても格好の合宿地になる可能性も十分ある。是非注目していきたい。


Justin Havaukainen And Paul Angus Riding For Vertigo
http://www.vorb.org.nz/article-52015.html


Lots On At Coronet Peak This Summer
http://www.vorb.org.nz/article-51908.html


Coronet Peak
http://www.nzski.com/


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.bikedaily.net/mt/mt-tb.cgi/274

« ランスがレッドヴィルトレイル100への出場をキャンセル | メイン | ガン・リタ・ダールがMTBレーサーオブザイヤーに選ばれる »

この記事のトラックバック

Powered by
movabletype
movabletype