2006年05月01日 00:04 written by オオイシ コウジ
SMX第1戦が、4/30(日)、三重県スポーツマジック桑名で好天の下行われた。ここでは取り急ぎ、注目のプロクラスの速報をお届けしよう。
決勝進出者は4人x8ヒート=32名なのだが、エントリーは35名。ここで何と昨年のSMXシリーズチャンピオンで、JCF全日本4Xチャンピオンでもある古性優作(un authorized products)が、予選不通過となる波乱が起こった。予選は一人ずつのタイムアタック形式で、昨年のチャンピオンである古性の出走順は最後。タイムにギャラリーの注目が集まったのだが、第2ストレートのWでまさかの転倒、大きくタイムを失った。身体も昨年より一回り大きくなり、プラクティスでも切れのある走りをしていただけに残念な結果となってしまった。
予選トップはニュージーランド帰りの黒田淳(MX/Haro)。以下、KHSに移籍した向原健司が2番手、昨年の第2戦の勝者、増田直樹(un authorized products)が3位、4番手に黒川優樹(CURTIS・ナカザワジム)と続き、2004BMX全日本チャンピオンで、SMXには初登場となる西岡拓朗が5番手、Mongooseに移籍した栗瀬裕太は6番手となった。先頃のシーオッタークラシックで負傷した高松健二(INZIST)も不完全な状態ながら18番手で予選通過し、回復振りを見せつけた。
1/8 Final、1/4 Finalとレースは進み、レースはセミファイナルへ。第1ヒートは黒田、高山一成(MX Mongoose)、西岡拓朗、土井昭の組み合わせで、黒田と高山が決勝へ。第2ヒートは増田、栗瀬、青木卓也(Giant)、福富哲也(KHS)で、増田、栗瀬が決勝進出を決める。
各クラス決勝が行われ、いよいよ迎えたプロクラス決勝。
スタートを決め、第1バームに真っ先に飛び込んだのは栗瀬。背後に黒田が迫る。
第2ストレートでは黒田が速く、第2バームの進入で栗瀬のインを差し逆転に成功。
このまま決まるか?とも思えたが、インとアウトにコースが別れた第3バームで、黒田はアウトを選択したのに対し、栗瀬はインへ。
コーナー出口で前に出たのは栗瀬。最後のリズムセクションでも逆転を許さず、嬉しいチーム移籍後初優勝を飾った。
尚、栗瀬はレース後に行われたKODのプラクティスでクラッシュし、救急車で病院に運ばれたが、大事には至らずひとまずは安心とのこと。
その他のレポートや映像はまた後日お届けする予定だ。
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